この記事ではタクシー乗務員のあかつきが実際に仕事をする中でタクシー運転手とはどのような物かを主観的に綴っています。
世間的には大変、稼げないなどと言われる事が多い気もしますが実際にそうなのか、仕事の内容や給料等の解説も併せてごらんください
始めに タクシー運転手とは
一般乗用旅客自動車運送事業に従事する人のことです。
一つの契約により乗車定員10人以下の自動車を貸し切って旅客を運送することが一般乗用旅客自動車運送事業です。
ようはお金を貰ってお客様を目的の場所までお送りする仕事ですね。
二種免許を持っていないと就く事が出来ないのは皆さんご存じだと思いますが、その理由は「旅客を安全に運送」するために他なりません。
二種免許とは安全に配慮したプロのドライバーの証明でもあります。
求人で未経験歓迎ってあるけどホントに未経験で大丈夫?
免許を取得してから3年以上経過していれば大丈夫です(‘◇’)ゞ
タクシードライバーに興味を持たれた方はペーパーって事は少ないと思いますので大丈夫でしょう。
接遇・接客においても基本的な応対が出来れば接客業に携わった事の無い方でも問題無く行えるので安心してください。
タクシー乗務員は基本的に一人で仕事するため上司や同僚の目が無いので自分のペースで仕事が出来ます。
営業収入さえ上げれば会社は何も言わないので人の目を気にし過ぎてしまう人にはちょうどいいかもしれません。
2.仕事のやり方は自分で決めたい人
1と通ずるところはありますが何処で営業するか、いつ休むかは全部自己の判断で行います。
決まって居ないからこそテンプレートが出来るまでは大変かもしれませんが、自分に合った働き方が出来ます。
3.ワークライフバランスを重視したい方
残業が多く、家に帰っても寝る時間しかない。
休みの日は疲れを取る為に一日中寝ているという人も少なくないのでないでしょうか?
自分のしたい事が出来きずになんのために働いてるのか分からなくなることもきっとありますよね。
タクシー乗務員は勤務形態の関係から非常にプライベートの時間を確保しやすくなっています。
自分の趣味の為に時間を使ったり、スキルアップの為の勉強の時間を取ったりしやすいことが魅力です。
4.定年後に仕事に就きたい人
タクシー業界は年配の方が多いと感じる方が多いですよね。
その通りで定年後にタクシードライバーになる人が多いんです。
やはり体力を使わないという点が大きいのでしょうか。
運転というのは認知→判断→操作の繰り返しですが、人間は本来複数の事を並列して行う事に適していません。
運転中に考え事や悩みごとで上の空になってしまうと認知が遅れ事故の原因になりえます。
自身で心当たりがある場合は運転手という仕事は考え直した方がいいかもしれません。
2.怒りっぽい人
怒りというのは正常な判断を妨げ判断の誤りを生じさせます。
トロトロと走ってる車にイライラして追い抜きをかけようとした時に果たして安全確認を的確に行ってから追い越しを始めるでしょうか。
もしそうでなかったのなら、事故の可能性は大きくなってしまいます。
ハンドルを握るときは平常心を忘れないようにしたいですね(’ω’)
3.毎月の収入が安定しないと不安を覚える人
タクシードライバーの給料は自身の売り上げに大きく左右されます。
決まった給料が貰える分けでは無いのでそれを気にしすぎると結果的に悩み事や考え事が増えてしまいます。
安定した給料に精神の安定をゆだねているので有れば歩合給のタクシー乗務員はおすすめできません。
必要な資格
・第二種運転免許 費用20万円
・地理試験(特別区のみ) 費用約7000円
上記の二つとなります。
二種免許の取得期間は凡そ10日程で費用は20万円くらいが相場です。
会社で持ってくれるところが多いので手出しは有りません。
基本的には研修の一環として日給が発生するのでくいっぱぐれの心配が無いのもいいですね。
鬼門となるのが地理試験です。
指定該当地区に明るくないと合格は難しいです。
<問題1>
次の首都高速出入り口がある首都高速線を解答群の中から選びなさい
【首都高速出入口】
(1)中台 (2)用賀 (3)葛西 (4)清新町 (5)霞ヶ関
【解答群(首都高速線)】
ア 湾岸線 イ 3号渋谷線 ウ 都心環状線 エ 4号新宿線 オ 中央環状線 カ 7号小松川線 キ 5号池袋線
<問題2>
次の『乗車地』から『降車地』までの、最短経路で経由する交差点名を解答群の中から順番に選びなさい
『乗車地:駒沢オリンピック公園』→(1)→(2)→(3)→五本木→(4)→(5)→『降車地:日比谷線恵比寿駅』
【解答群(交差点名)】
ア 祐天寺二丁目 イ 鎗ヶ崎 ウ 柿の木坂 エ 都立大駅前 オ 祐天寺前 カ 碑文谷 キ 東京医療センター前
私は特別区では無いので地理試験は受けて無いので詳細は分からないのですが、合格率はおおよそ50%程と言われています。
過去問などでしっかりと勉強すれば十分合格は狙えると思います。
仕事の流れ
出勤前に当日乗る車の洗車を行います。基本的にこれは無給ですね(苦笑)
事務所で出庫点呼を行い伝達事項の共有が終わると各々営業に向かいます。
営業地区内で有れば自由に仕事が出来ますので各自の裁量で勝手に動きます。
基本的には主要駅のロータリーや病院等人の出入りが多い場所に車を付ける人が多いですね。
主要なスポットを覚えると駅からの道が分かりやすいので仕事が楽です(*’ω’*)
一方迎車が少し曲者で、自分の知らないところに迎えに行くと目的地までのルートが分からない事が有る事ですね(汗)
迎車は電話で特定の場所まで迎えに来てねってお客様に呼ばれた場所までうかがう事です。
慣れるまでは駅で乗せて降ろしたらまた駅に戻っての繰り返しですね。
人の流れが分かってくると降ろした後、何処を通ればお客さんが居そうって感覚が分かってくるので効率的に営業が出来るようになります。
お客さんを乗せて車を運転する実車率の割合は一日当り40~50%位なので一日の半分は比較的自由な時間が有ります。
暇な時はホントに仕事無いので本を読んだりスマホ弄ったりのんびり過ごせますよ(*´ω`*)(収入は泣きたくなりますけど・・・・)
拘束時間や休日
タクシー乗務員は基本的に隔日勤務の形態が多く、17時間から20時間の勤務が一般的です。
「一日17時間とか超ブラックじゃん!!!!!!無理だよ死んじゃう!!!」って声が聞こえますが安心してください。
隔日勤務なので2日に一回の出勤でいいんです(*’ω’*) 内3時間程は休憩なので一日当りに直すと7時間位なので比較的ホワイトに見えてきませんか?
実際慣れるまでは体が大変なのは事実ですが、隔日勤務のお陰で自分の時間がとりやすいのがタクシー乗務員の最大のメリットとも言えます。
出勤日の次の日は必ず明け休みなのでシフト制のような夜勤の翌日早朝勤務等の辛さが無いこともメリットとして挙げられます。
また従業員数が多い会社で有れば休みを比較的調整しやすいです。
替えが効かない仕事じゃないので希望通りの休みが取れる事も少なくありません。
給料
完全歩合制か基本給+歩合の所が殆どです。
既定の売り上げ額(足切り)を超えた分の何十%が歩合になります。
私の勤めている所を例に出すと 歩率が50% 既定の月間売り上げ額は32万円なので 50万円売り上げると 18万円の50%の9万円が基本給に加算され支給されます。
歩率は会社毎に変わりますので詳しくは各会社にお問い合わせください。
半年間勤めてみて
景気の影響をモロにうけますね。
非常事態宣言の最中はひどい物のでとてもじゃないけど生活出来ないレベルの収入でした。
現在では人の出は比較的戻って来ては居ますが以前苦しい事には変わりありませんね。
リモートワークの波及により人の出が減少しているのも旅客運送業的には向かい風です。
バスや電車を嫌ってタクシーに乗る方も増えましたが絶対数が減少しているので厳しい現状と言ったところです。
また売り上げに起因するのは戦略3割 運7割です。
どれだけ遠方のお客様を乗せられるかに掛かっている所が有ります。
頑張ってもどうしようもない時も有るので諦めも大事ですね( ;∀;)
自由でのんびりと働けるタクシー乗務員という働き方に興味を持っていただけたら嬉しいです。
詳しく聞きたい事など有りましたらコメントにてお聞きください(*´ω`*)
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